【本 何者】勧めたくないけどおすすめ

朝井リョウ直木賞受賞作。

 

SNS普及度合いの違いはあれど、就職活動は自分にとって身近なテーマで、サクサク読み進めた。

 

出てくる人物は皆、弱さやイタさを抱えている。

しかし、大切なのは自分に向き合えているか否かだ、と気付かされる。

 

ラストで明かされる暴露は

とことん胸くそ悪く、それが気持ちいい。

中二臭いセリフの応酬もここまでくると気持ちいい。

 

全くの他人事として非難できない歯がゆさ

直視できないもどかしさを楽しみ

目を細めながら一気に読む本。

 

おすすめです。

何者 (新潮文庫)

何者 (新潮文庫)