【本】時をかけるゆとり/風ともにゆとりぬ

朝井リョウ

 

初めて名前を聞いたのは母から。

「なんか、同じ高校の後輩で垂井の〇〇××△△、、、」

ふーん。

当時、全く本を読まなかった私はスルー。

 

次は、妻とともに見た映画。

「桐島、なんとかかんとか」

くそつまんねー!!

初回にスルーした私の判断は正しかったと確信。

マーベルヒーローのようにガツンと行かなきゃ!

 

数年経ち、なにやらかにやら本を読むようになり

苦手意識から避けてきた小説も読みたいなー、と思うようになる。

これつい3ヶ月ほど前の話。

中高の同級生に勧められたのが朝井リョウ

 

小説に対するハードルは高い。

未知の世界に対して、自分なんかじゃ読破できないのでは?という不安がある。

後輩よ俺が読んでジャッジしてやる!的な一方的なモチベーションだけを頼りに、恐る恐る読み始める。

 

読める、私にも読めるぞ!

読みやすい!そして面白い!

朝井リョウさんごめんなさい。

 

調子に乗って一気に読む。

 

・少女は卒業しない

・何者

・何様

・時をかけるゆとり

・風とともにゆとりぬ

 

甘酸っぱいモノ、ドロっとしたもの。

小説って面白いんだなぁ、、、

教えてくてれありがとう。

 

一方、ゆとり?

何このふざけたタイトル。

 

しかし、これが、面白い。

 

リア充と言われる作者のダサい部分をさらけ出したエッセイ集なのだが

突き抜けてくだらない。

電車の中で笑いを我慢できないレベル。

 

早朝通勤でテンション↓↓のサラリーマンを

活字だけで笑わせる。

 

くだらなさの中に青春時代のキラキラがある。

時折はさまれる真面目なエッセイが、また良い。

 

次は因縁の桐島、読んでみるかぁ。

 

時をかけるゆとり (文春文庫)

時をかけるゆとり (文春文庫)

 
風と共にゆとりぬ

風と共にゆとりぬ